竜ヶ岳
標高1099.6mの竜ヶ岳。山頂付近は笹地帯になって高原地帯みたいになっているため、遮るものがなく大パノラマで夜景を望むことができる。今回紹介する3つの山のうち石榑峠からの最短ルートで行けば、最も短時間で登頂できる山ともいえる。明け方のトワイライトも魅力的だが、光量が少ないため、日没後の早い時間に望むことがオススメ。
石榑峠からのルートは重ね岩経由で登り1時間程度。ガレ場や岩場があり、笹地帯に入る直下は急登になっている。
御在所岳(富士見岩)
鈴鹿山脈で最も有名な御在所岳(1212m)。ロープウェイの山上公園駅近くにある富士見岩から、大パノラマで夜景を望むことができる。冬期は期間限定でロープウェイのナイター営業をしているので利用すると簡単にアクセスすることができる。しかし、ここで紹介しているトワイライト夜景を望むには、夜間に登るしか方法はない。運がよければ富士山を望むことも可能。
富士見岩へは中登山道で行くのが最短だが、登り120分と夜間登山としてはロングコース。中登山道の途中には岩場などがあり、大変滑りやすく危険な場所もあるので注意が必要。
入道ヶ岳
鈴鹿セブンマウンテンの中でも標高906.1mと低い山だが、市街地との距離と角度が良く、鈴鹿の中で最も迫力ある魅力的な夜景が望めるのがここ入道ヶ岳。山頂は笹地帯になって高原地帯みたいになっているので、遮るものがなく大パノラマと迫力ある夜景を望むことができる。また山頂の鳥居もアクセントになっている。明け方のトワイライトも魅力的だが光量が少ないため、日没後の早い時間に望むことがオススメ。
ルートは椿大神社から二本松尾根コースが一番最短ルートと思われるが、登り120分と夜間登山としてはロングコース。特に危険な場所などないが、熊の目撃情報が多いため注意が必要。
鈴鹿山脈の夜景スポットはいかがだったでしょうか。写真の構図的には同じような感じですが、実際に見るとそれぞれ望む角度や雰囲気が違ったりします。山頂直下は暗い特徴がありますが、それがまた独特な形を描いているともいえます。それぞれナイトハイキングとしては中級者向けのコースですが、道標はしっかりしていて踏み跡もあり、複雑な分岐などもないわかりやすいコースとなっています。昼間の鈴鹿も魅力的ですが、夜間にみる光の絶景もまた格別ですので、チャレンジしてみてください。