山ランキング ベスト10
2020年5月の時点で、今まで登山してきた山の中でも最も気に入ったベスト10を紹介したいと思います。選定の基準は山容のカッコ良さや展望の良さ、登山ルートや登頂するまでのコースや秘境感なんかも含まれます。正直、ベスト10の山なんて選定するのは難しいことで、他にも気に入った山はたくさんありました。そんな中でもなんとか厳選した好みの山ベスト10なのです。
10位:上州武尊山
谷川岳とセットで行った武尊山ですが、山頂にながめると一面グリーンの稜線が続いていた記憶が今でも頭に焼き付いている。
稜線から見上げた武尊山の山容。ここまで非常に気持ちの良い稜線を歩いてきた
武尊山の山頂から望む剣ヶ峰山。この風景を見た時、この稜線を歩きたいと思った瞬間でもあった
9位:大峰
ここでいう大峰とは八経ヶ岳だけのことではなく大峰山脈全体を指す。日本で最も古い歴史があるとともに、日本屈指の秘境感溢れる山域といえ、アルプスとはまた違った魅力がある。
弥山から見た積雪期の八経ヶ岳。枯れ木や樹林なんかも大峰らしいといえる
積雪期の八経ヶ岳山頂の雰囲気。積雪期は人が入り込まないのでひっそりして秘境感がある
8位:至仏山
尾瀬にある山で燧ケ岳と悩んで選んだのが至仏山。山頂からは尾瀬や上州などの山々を望むことができる。迫力ある岩や深い谷が望めるのも魅力の一つ。
青とグリーンがまさに絵になる至仏山のピーク。実際に見た時、まるで絵のような山だと感じた
迫力ある岩と深い谷が望める。まるで別世界にいる感じだった。写真でその雰囲気や迫力が伝わらないのが残念なところ
7位:木曽御嶽山
実は個人的に独立峰が好きだけど、どのアルプスにも属さない独立峰である御嶽山を麓から見た時、その山容に一目惚れした。積雪期でも迫力ある岩がむき出しになっているのも素晴らしかった。
麓から望む迫力ある御嶽山の山容。初めて訪れた時はあの頂に登るんだとテンションマックスになった
迫力ある岩をバックにバックカントリースキーを楽しんだ。ザラメの雪質も斜面もスキーでは最高だった
6位:常念岳
北アルプスの中でもこれほど穂高連峰や槍ヶ岳などの迫力ある山容を見れる山があったのかと思わされたのが常念岳であった。訪れた時は天気に恵まれて360度の大展望で日本アルプスを望むことができた。
常念岳山頂からは穂高連峰から槍ヶ岳の迫力ある山容を望むことができる。正面からこれほど北アルプスの山容を望める場所は数少ないと思われる
常念岳の山頂は2857mと3000mに届かないものの登頂できた時は本当に嬉しかった
5位:浅間山
日本のいくつかの火山を登ったことはあるが、ここまで迫力ある火山があったと思わされたのが浅間山だった。その山容は他の火山にないのではと思わされるほど迫力あるものだった。
トーミの頭付近から浅間山を望む。プリンのような台形をしたその山容は実際にみるとかなりの迫力があった。あの頂に登るのかと思うとアドレナリンが爆発していた
浅間山の山頂は基本的に立入禁止なので、多くの登山者はこの前掛山を山頂としているようだ。しかし本当の浅間山の山頂に辿り着いた時、火口を見てその迫力に圧倒された
4位:日光白根山
関東で一番好きな山と問われれば、間違いなくこの日光白根山だと答える。そんな日光白根山の山容も岩肌がむき出しで迫力があり、山頂からの展望は360度パノラマでとても素晴らしかった。
弥陀ヶ池から望む日光白根山の山容。岩肌むき出しの山容をみた瞬間、早くあの頂に登りたい!と思った記憶が今でも焼き付いている
日光白根山は標高2578mで関東および関東北で最高峰となっている。画像をみると想像できると思うが360度のパノラマ大展望。左端には燧ケ岳まで見えている
3位:剱岳
登山者が憧れる山の一つが剱岳ではないだろうか。別山から剱岳の山容を見た時、絶対にあの頂に登ってやると思った。映画になった「点の記」を見た時から絶対に登りたい憧れの山だった。
剱岳の山容はまるで人を寄せ付けないような岩の斜面になっていて、かなりカッコいいと思った。明治時代、三角点を設置するため剱岳に登るのに苦労した人の気持ちがわかる気がした
剱岳を登頂した時、他の山を登頂した時より達成感が大きかった記憶が今でも残っている。憧れであった剱岳の頂に立てた感動は今でも忘れない
2位:伯耆大山
西日本で一番カッコいい山は?と問われれば、すぐに伯耆大山だと答えるだろう。南北に崩壊して剃刀のような稜線が見事である。大山は見る角度によって伯耆富士と称されるほど富士山のように見えたり南壁はまるで北アルプスのような山容なのだ。
三の沢から望む大山南壁。とても西日本の山とは思えない山容でカッコいい。大山を登るというのは、私の中で三の沢ルートから剣ヶ峰を登ることだと思っている
まさに剃刀のように切り立った稜線が剣ヶ峰の先へ続いている。この崩壊ぶりのおかげで見事な山容と化している
1位:槍ヶ岳
北アルプスが見える展望でまず最初に見つけるのが槍ヶ岳ではないだろうか。登山者にとって一番の憧れでもあるのが槍ヶ岳だと思われる。
奥穂高岳の稜線から望む槍ヶ岳。この角度でみる槍ヶ岳が一番カッコいい。この山容を見た瞬間から絶対に槍ヶ岳に登ってやると心に決めたことを今でも覚えている
槍ヶ岳の山頂に立って他の山々を見渡した時、一瞬錯覚したのは槍ヶ岳を探してたこと。今ここが槍ヶ岳の頂なんだと思った。そして槍ヶ岳の山頂からは北アルプスの山々を見下ろせるのも魅力の一つ
選定から外れた山
燧ケ岳
日光白根山に登った時、絶対にあの二つに割れた山に登ってやると思ったのが燧ケ岳だった。他の山から見る燧ケ岳の山容は好みだが、至仏山とどちらを選定するか非常に迷った。
瑞牆山
金峰山から望んだ瑞牆山の山容。秩父山系の山で最も好きな山は瑞牆山といってもいい。迫力ある岩群の山容が今でも忘れられない。早朝から瑞牆山に登り、その足で隣の金峰山に登って、さらにもう一つの山を登って足を痛めた
北岳
日本で第二位の標高である北岳。数名の登山者に「北岳は登られましたか?」と質問されたことで日帰りで登った。北岳の稜線からの展望はかなり良かったが、どうしても南アルプスより北アルプスを優先してしまう
白馬岳
私が登山してきた中で最も苦労して登頂したのが白馬岳だった。山頂付近でいきなり快晴になって展望が見えたこと、そして白馬の大雪渓をスキーで滑った時の記憶は今でも焼き付いている
奥穂高岳
一番最初にテント泊をして登った北アルプスの山が奥穂高岳だった。山頂からの景色も素晴らしかったが、涸沢から登る途中にみる迫力ある岩肌と穂高の稜線が素晴らしかった。しかし穂高連峰は涸沢や岳沢から望むほうが好きかもしれない
乗鞍岳
最も手軽に登れる3000m級の山といえば乗鞍岳だろう。バスに乗って標高があがってくるとまるで肌むき出しの迫力ある山容の山々が望めて、別世界にきたように感じる。乗鞍岳の周辺は絶景が広がっていてアルプスの少女ハイジを感じさせられる
荒島岳
こんなところの山がどうして日本百名山なんだろうと疑問に思っていたけど、実際に登ってみて納得できた。積雪期の荒島岳は素晴らしい雪景色を見せてくれたと同時に、想像をはるかに超える景色を望むことができた
2020年5月でのランキングはいかがでしたでしょうか?人それぞれ好みがあると思いますが、好きな山ベスト10を選ぶというのもやってみると意外に難しかったです。ランキングの山は全て日本百名山の一つでありましたが、百名山以外でも好きな山があったりします。でもやはり百名山に選定された山になってしまうんだと思いました。
まだまだ他にも登ったことのない北海道や東北、九州の山があるので、このランキングは変わると思います。今、登ってみたい山は会津駒ケ岳、磐梯山、鳥海山、岩木山など東北の山と大雪山やトムラウシ山など北海道の山です。特に福島県に住んでいた経験からいつも猪苗代湖から望んでいた磐梯山は憧れの山となっています。